1984年の日本の長編アニメーション映画。
監督が押井守。
Youtuberで映画解説者のゆっこと言う人がうる星やつらのなかでも特別に変わっていて、監督が押井守で必見!!と言っていて、なおかつここ最近アマゾンで無料になっていたので観てみました。
うる星やつらでこんな深刻な映画を撮るのも珍しいと思うし、押井守だからやってくれたというのもある。
時間の感覚や自分の家だけ電気もガスも流れていて、近くのコンビニだけ食料供給がされているというので、深刻なんだけどそれでも明るい物語として観れるのが不思議です。
漫画『アイアムアヒーロー』とも違うし、小説『蠅の王』とも違う。
この映画の中心にはあたるとラムが確かにいるんだなぁ。
最初は学園祭のてんやわんやの中ここだけ時間が止まっているというか同じことの繰り返しでいつも学園祭前夜だというのが始まりなのだが、そのうちロビンソンクルーソーばりの生き残りをかけていて、そのうち飛行機に乗ってみたらまさかの事態になっていて、最後にはビューティフル・ドリーマーという映画の題名に納得させられて。
映像の中で風鈴がずーっとなっていて時間軸がおかしいと思うことがあったり、あたるが鏡にうつった世界みたいに何重になっていたり。
SF映画のような不思議があってどうなってしまうんだろうとドキドキしました。
押井守らしさが全開でした。
うる星やつらっていう感じがしないのも新鮮でした。
やっぱりこの映画は必見の映画でした。