2014年の日本のクライム/スリラー映画。
原作が角田光代。
主演が宮沢りえ。
確か10年くらい前NHKのドラマで見たのが紙の月の初めての観賞だったと思います。母もそのドラマが好きでその後二人で映画版も観に行きました。そのドラマ版は主演が原田知世だったと思います。
うちの母が映画が観たいというけど、実際何を観せても寝るので母の好きなものということで繰り返し同じ映画を観るのでした。母の好きな映画は『八日目の蝉』とか名画とかだったので、いったい何を観せたら寝ないのか、いつも悩みます。私が観て面白いと思っている映画でもよく寝ています。
結構いいのが、NHKBSの昼の一時からやっている映画を観せると面白い映画も多いし、時間的にも夜観るより母が寝ないのではないか。
紙の月の題名の理由は偽物の月や偽物のお金なのだから宮沢りえ演じる主人公が自由になれる、と言うところでした。
紙の月は最後のほう宮沢りえと小林聡美が善悪や善悪を超えたところで対峙します、それに対し小林聡美があなたが行くことができるのはここまでで、この先はどこにも行けないというのですが、宮沢りえはそれを軽々と越えてその先に行ってしまう。
この映画は横領がばれるのではないか、ばれるのではないか、とドキドキします。
主人公の旦那も時計をあげてもこのくらいの(安い)時計は仕事には付けていけないなと言うのですが、ドラマ版はもっと嫌な旦那でした。田辺誠一の性格の良さなどで嫌な旦那が少しおさまってしまった気がします。