2018年のアルゼンチン・ウルグアイ・セルビア合作のドキュメンタリー映画。
監督が『アンダーグラウンド』のエミール・クリストリッツァ。
ウルグアイの元大統領で、自分の給料の9割を寄付してきたホセ・ムヒカに焦点を当てた映画。
ホセ・ムヒカは個人的にすごく好きだし左翼思想も分かる。
分かるんだけど、今の時代社会主義のロシアは戦争をし、共産主義の中国は貧富の差が凄い。北朝鮮も中国も独裁主義に陥っていて、左翼思想どうなんだろうとも思う。
ずいぶん長い間資本主義と社会主義のいいとこどりはないか考えてきたんだけど、この頃は資本主義が世界の潮流なのかもしれないとようやく考え始めたところ。
でもだからと言って、アメリカの資本主義は金持ちと貧乏の分断が激しいと聞いているのでどうかとも思う。
GDP一位のアメリカみたいになりたいとも思わないし、二位の中国みたいにもなりたいとも思わない。三位のドイツとか四位の日本とかがなんだかんだと言って住みやすい国なんじゃないかなぁ。
それに資本主義、資本主義と言っても、サステナブルという言葉が出てきて、持続可能な社会というのは環境にも優しく、人が住みよい方向にいくのでは?と希望も持ち始めた。
環境に優しくと言っても、世界の政治が電気自動車にいくのかと思ったら、バッテリーの劣化やバッテリーの処分に困って、世界ではトヨタのハイブリッド車やアフリカのほうに向けてのトヨタのトラックが売れてるとのこと。
政治的思想だけじゃなく、技術の進歩が世の中を分かる時代になっているんだなぁ。
資本主義一色になりそうな世界の中、ホセ・ムヒカはそれに一石を投じる存在なんだろうなぁ。
素晴らしい!!