映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『ミセス・ハリス、パリへ行く』星4.5点★★★★☆

2022年のイギリスのドラマ・コメディ映画。

これも友達に面白いよと言われて観た映画。面白かったです。

映画の出演者が知らない人ばかりなのは私の知識不足か、イギリスとフランスの役者だけだからなのか。

調べたらハリス役のレスリー・マンヴィルは英国を代表する女優で、敏腕マネージャー役のイザベル・ユペールはフランスのみならず世界的な女優さんらしいです。

クリスチャン・ディオールのドレスを見て、ドレスに一目惚れしてお金をためてイギリスの家政婦をしていた女の人がドレスを買いにパリまで行く話。

何歳になっても夢があって、オートクチュールのドレスを買うという夢を持って叶えるまでの話だが、クリスチャン・ディオールも今のままの体制だと夢だけ売って、ちゃんとしたお金を稼ぐということができていないので改革をする話でもある。

洋服を買うという行為がここまで夢になる映画っていうのも珍しい。

やはり、クリスチャン・ディオールというブランドが持つ優雅な美しい洋服だったりするところか。そしてクリスチャン・ディオールの洋服を作っている人や関わっている人全員が誇りをもって、一流の仕事をしているところに頭が下がります。

その当時の500ポンドって日本円にするといくらくらいなのかな?と調べたら500万円くらいなんだとか。

それは、ハリスにとって大金で好きなドレスとはいえロンドンからパリへ国を越境する大きな夢を見たなと思いました。ハリスのユーモアや根性のあるところ夢を見る力に脱帽。