2005年のイギリスのクレイアニメーション映画。
世界中で熱狂的なファンを持つ人気クレイアニメーション『ウォレスとグルミット』シリーズ待望の初長編作品。
私もウォレスとグルミットや羊のショーンのファンなのですがニック・パークの作品はレベルが高いと思うばかり。
ウォレスとグルミットでは私はチーズホリデーが一番好きだったりします。月がチーズでできていてなおかつ月の場所によってチーズの味が違うなんて夢があって子供も好きかもしれませんが大人も大好きで食欲が沸き上がります。
脚本も途中でだれることもなく、最初から最後まで飽きることなく観られます。
『ジャンク・ヘッド』や『えんとつ町のプペル』の日本アニメよりレベルが高く子供だったら夢があるアニメーションだなと思うとともに大人もこれはこういう話の伸ばし方だなとも思うことなく、夢中で観られます。
粘土の造詣が素晴らしく目のあたりの表情が良く出ていて上手いなと思います。
あと、ウォレスの作るマシーンが人間味あふれるとうか、天才なんだけどそれいる?というマシーンで笑わせてくれます。
巨大ウサギの正体が実は…というところがびっくりします。
ウォレスのいい加減なところとその尻ぬぐいをするグルミットのしっかりしているところがいつも飽きさせず、くすりと笑わせつつ、夢の世界を夢中で味あわせてくれます。
短編も好きですが長編もいいなと。
完全懲悪なんだろうけど、それでも巨大ウサギの正体が…っていうことを考えると本当に勧善懲悪なのかな?と思うしウサギを悪者にしてないところが好感を持ちます。
ウォレスとグルミットシリーズは中学生の教科書にでてるんだよなと、本当にすごいなと思います。