２０２２３年の日本のアニメーション/ミステリー映画。
水木しげる生誕１００年記念作品。
この頃ドラマ『ゲゲゲの女房』を見ているので水木しげるは心懐かしい。
鬼太郎が生まれるまで、と目玉の親父が出来上がるまでの誕生秘話。
昔、鬼太郎の片目に目玉の親父が入り込むという摩訶不思議な光景を見たことがあるが、ゲゲゲの鬼太郎懐かしい。
子供の頃のアニメでは夢子ちゃんという人が出ていたが、鬼太郎も、猫娘も絵柄が私が見ていた時とは違って今時風に仕上がっている。
目玉の親父は愛情あふれる幽霊族だったんだな。
この映画に出てくる水木という人は戦争で大変に苦しい思いをしていて、叩き上げ根性がある人として描かれていて、恋とか愛とかに疎く、でも鬼太郎のお父さんとだんだん友情を築いていって、という話。
ミステリーだけあってこういう話の展開かぁと最後はおどろいたりしました。
昔、うちの家族に悪魔くんのシリーズを買ってもらって、まだ私の本棚に残っているのですが、やはり水木しげるの絵柄が驚きも親しみもあって一番好き。
奇想天外な話も悪魔くんも鬼太郎もなんだろうな。
最後のほうで鬼太郎が墓場から生まれてっていうところがかなり奇想天外。
目玉の親父も目玉だけになっても鬼太郎を思う気持ちが水木しげるらしい。
この映画では桜のシーンがやけに綺麗で印象的でした。
鬼太郎アニメを映画で観れるなんて水木しげる生誕１００年記念にふさわしいな。
一反木綿とかこなき爺とかが出てこなかったのが少し残念。
