映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『ブラザーズ・クエイ短編集Ⅱ』星3.5点★★★☆

アメリカ合衆国ストップモーションアニメーションです。

短編集なのでいろいろな短編映画が入っています。

1985年の『ストリート・オブ・クロコダイル』1986年の『失われた解剖模型のリハーサル』1988年の『スティル・ナハト、寸劇』1992年の『スティル・ナハト2,私たちはまだ結婚しているのか?』1993年の『スティル・ナハト3、ウィーンの森の物語』1994年の『スティル・ナハト4、お前がいなければ間違いようがない』が入っていました。

私もアートアニメとかストップモーションアニメとかの雑誌を見ると、よくストーリー・オブ・クロコダイルのスチールががあってどんな映画なんだろうと楽しみにしていました。

しかし、難解というか言葉足らずというか分かりづらい。

映像の中に肉が出てくるあたり、ヤンシュヴァン・クマイエルに似ていてどっちかというとギレルモ・デル・トロが好きな『ジャンクヘッド』という映画にも共通するところがありそうです。

短編集Ⅰから観ればいいところ、とりあえず一番有名そうなところから観ました。

この双子の兄弟ヤンシュヴァン・クマイエルのファンなんだとか。それは納得です。

ストップモーション川本喜八郎ティム・バートン、ヤンシュヴァン・クマイエル、ニック・パークあたりが大御所なんだろうけど、ブラザーズ・クエイもカルト的人気があるというけど、私には分からなかったな。

ラウル・セルヴェの『夜の蝶』も意味わからなかったけど、美しかったな。

ブラザーズ・クエイはグロテスクで小汚い作風なのでしょう(笑)クリストファー・ノーランがこの兄弟を好きということは何か光るものがあるのでしょう。

同じカルト映画なら『ファンタスティック・プラネット』に軍配あり。