2023年の日本のボクシング映画。
原作が沢木耕太郎。
母と二人で映画館で観てきました。
友達の働いている会社で制作した映画だと言っていて、最後のスタッフロールに友達の働いている会社の名前が出てきておおーと思いました。
この映画は想いがストレートに表されている映画だと思いました。
役者がいい演技をするなぁと。横浜流星が猪突猛進のボクサー役を好演。すぐ熱く燃えて吠え出したり、ボクシング以外のことは不器用で母親や恋人に不器用に接したり。でもボクシングの試合になると目の輝きが変わってきて、男の人の闘争心をあおるような男の人が特に好きなスポーツなんだなぁと思った。バレエが女性が好きなものだったら、ボクシングは男の世界って感じがします。
また、佐藤浩市の役はなにか心の中にあるような演技が上手だなぁと。最後のほうの桜の下に佐藤浩市がいる姿は圧巻。
あと、個人的には試合の時スローモーションになったり、音が一瞬消えたりした演出が好きでした。わざとらしくなりすぎず、絶妙なタイミングでスローモーションになったり、音が消えたり。
久しぶりに日本の映画もいいもんだなと思いました。
映画館でコカ・コーラとキャラメルポップコーンも楽しみました。やはり、映画館で見る映画はテレビで見る映画より感情に訴えるものが違うなと思ったり。
周りを固める出演者もいい役者が多いなぁと。
ボクシングを再開する男の人たちが全員生き生きしているところがボクシングの魅力や今を生きることに執念を燃やすところが魅力的な映画でした。