映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~』星4っつ★★★★

日本の2022年のドキュメンタリー映画

前回のドキュメンタリーから四年後。お母さんが認知症になった前回のその後。

お母さんが脳梗塞になってしまいお父さんが毎日お母さんの所へお見舞いに行ったり、お母さんとお父さんが一緒に暮らしていたころはお父さんが買い物、料理、洗濯など家事を担い、お母さんの看病をしていたのですが、スーパーまで行く道のりが遠くて大変だったり、買い物を買って持ってくるのが重くて大変だったり。

うちも今父が車をやめて宅配スーパーを使っていたり、電動自転車で買い物に行ったり、近くのスーパーに買いに行ったりしていてこの映画のお父さんが大変なのだろうと思うのでよくやっていたな、と。

その点宅配スーパーは便利。パソコンでぽちぽちと欲しいものを押して、あとは次の日に物が届くのを待つだけ。だけど、友達のご両親はパソコン作業が出来ず宅配スーパーを使えないのだとか。あと宅外スーパーはちょっと高いなと思ったり。

この映画のお父さんは介護をしているけど、お母さんに甘える時もあって、毎日かゆい背中をかいてもらったり。そのお父さんが最後のほうで自分で孫の手を使ってかくのが上手くなっていた、というのがとても切なかった。

映画のお母さんが脳梗塞を二度やってしまったり、胃ろうをしたり、だんだん死に近づいているなというところがこの映画をすべての人に紹介したいところ。

だんだん年を取っていくとみんな親の介護や病院通いや延命治療など考えなければいけないことがあるということです。