2021年日本のコメディ映画。
いろんな有名人が出てくる映画だが、お金がないこととそれをコメディで魅せるところ、そして少しほろっとするところが良かった。
松重豊って好きなんだよね。特にこの映画では少しのほほんとしていて会社が倒産になってもアイスクリームの棒で当たり棒を引いてラッキーと思ったり妹にも母親にも寛大なところがこの映画でもこの役者好きと思ってしまう。無職になってものほほんとしているせいか悲壮感がないところがいい。
うちの母親がこの映画が観たい、この映画が観たいというので念願かなったな。
お金のことはかなりリアルだった。結婚した娘が家に帰ってきて家の中の食料を持っていこうとするあたり、缶詰は蟹は高いから持っていくなとかそういう細かいところがリアルだな。
お金ないといってもビールは買えるお金があるのだからまだそこまで悲壮感はない。
でもじわじわと貯金のなさが重くのしかかってくるくらいか。
松重豊が無職になってそのあと、警備員になってそのあと、自分に無断で会社を辞めていった大学の同期で会社の同僚だった今は大きな会社の社長に自分の勘違いで嫌っていた友達から俺の会社に来てくれないか、と言われてしみじみその友人が救ってくれたんだなと思った。
また肉体労働の警備員の頃の友達もシェアハウスを教えてくれてそういう世界もあるのか、と思った。
私自身はシェアハウスは落ち着かなくてどうかと思うけど、年を取って孤独な老人になるよりはシェアハウスはいいのだろうな。
老後二千万円問題どうしてくれるんだ!!政治家の皆さん!!
意外にそんなにかからない道が待っているのかもしれないな。