2020年の日本のドラマ映画。
芥川賞を受賞した本の映画版。主演田中裕子。
おばあさんが自分のことを書いた本という以外、情報をいれないで観たのですが不思議な映画でした。
老人の孤独や寂しさを描いていますが、それとともに主人公の幻聴や幻覚が現れ賑やかな老後でもあります。
私自身の老後を考えると、食事のシーンとか朝は目玉焼きとパン、昼は惣菜のシュウマイとカップみそ汁とご飯とか、リアルにもの寂しい。私も将来一人暮らしになったらそんな感じの食生活になるのかな?と思いつつちょっと食生活が寂しすぎて今から色々料理をして将来はホタルイカのパスタとかサラダとかアクアパッツァとか食べるのが楽しみな食生活をしていきたいな。
生活が病院に行くか図書館に行くかくらいしかなくこれも寂しい気がしました。
最後に卓球をやってみようかな?と言ったり孫が遊びに来てくれたり希望のようなものがありました。
途中でお弁当を作ってどこに行くのかな?と思ったら森の中にある夫のお墓にお参りに行ったのでした。その時作ったお弁当は美味しそうだった。
それに愛していた夫が亡くなってから自分はしっかりと生きているだろうか?と自分に問うことが良かった。
映画自体は自分の部屋からほとんど出ていないのに結婚式のような場所になったり主人公が歌の歌謡ショーのようなことをしたり不思議な映画だったな。
若いころの主人公は新しい女になりたく田舎から逃げ出してきたが、人を愛し結婚することで新しい女から普通の女の喜びや悲しみを知ることになったのだな。