2004年のアメリカのロマンスドラマ映画。
ニック・カサヴェテスという名前に聞き覚えがあると思ったら、ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの息子なんだそう。この一家は家族で映画を撮っているんだなぁ。
この映画の題名『きみに読む物語』とこの前観た映画『愛を読むひと』が題名似ているなぁとこんがらがっている。
昔、映画『ケス』と映画『テス』と題名が似ているが映画の内容が全然違うのにこんがらがってしまったのと似ている。
ひと夏の恋が一生モノの恋愛に発展するというところが似た名前の映画君に読む物語と愛を読むひとに共通するところか。
ノアがまた魅力的に描かれていた。吃音を治すためにホイットマンの詩を朗読するところが素敵。顔も背格好もかっこいい。
道路の真ん中でノアとアリーが寝転ぶところが映画らしい。
最初に一目ぼれして、観覧車に無理やり乗り込みデートしてくれないと飛び降りるのようなことをいうのもなんだか映画らしくて映画マジックを見せてくれた感じ。
山形国際ドキュメンタリー映画祭で老人の施設や老人介護の映画がすごく好きだったんだが、この映画にも老人の素敵な老後が描かれている。
思い出してもらうために物語を読み続けるところが素敵。
自分の人生は後に残るものがないが、しかし一生を通して一人の人を愛したのだけは誇れることだといったのがいいなぁ。私もそういう恋愛してみたい。
老人は老後施設で物語を読むという一大行事がいくらでも時間をかけてできるところがまた素敵だった。
最後のエンディングも物語のような話でロマンスを感じる。