映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『フランシス・ハ』星四つ★★★★#グレタ・ガーウィグ

2012年のアメリカ合衆国のコメディ・ロマンス映画。

主演がグレタ・ガーウィグで監督が彼女の私生活でのパートナーでもあるノア・バームバックだそう。

グレタ・ガーウィグはこの後『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を監督している。まだ観たことがないけどいずれ観てみようと思っている評判作。

この『フランシス・ハ』という作品はマンブルコアと呼ばれる作品群の一つのよう。マンブルコアとは「マンブルmumble」は「低く不明瞭に発音する・もぐもぐ言う」を意味する言葉で、多くは白人中産階級の日常生活や人間関係を主題とし、極めて低予算製作される点に特徴があるのだそう。

なんだか、アメリカの一人の女性をドキュメンタリーで撮ったような感じがする。

主人公のフランシスとソフィーは大の仲良し。フランシスはソフィーとの共同生活をやめたくないため、恋人との破局を迎えてしまう。

フランシスの立ち位置が不安定で職業と呼べない、見習いダンサーをやっている。

しかし、ソフィーと将来の話をする二人はとても幸せそう。フランシスはダンサーになり、ソフィーは文筆家になる、そんな夢を語っている。

そんな二人の夢が崩れていく。

現実を見なければいけなくなった二人に終盤それでもハッピーエンドだと呼べる未来が待っている。

グレタ・ガーウィグはこの映画で脚本を担当しているそうだが、日常にいそうな主人公のでも魅力ある人を描いていて観ていて意外に面白かった。

こういうタイプの映画は観たことがなかったので新鮮!