2019年のアメリカ合衆国のロマンス/ドラマ映画。
監督が女性監督グレタ・ガーウィグ。
若草物語は若草物語でも少しアレンジしているようで。最後の結末は私が知っている話とは少し違うような気がする。
次女ジョーが主人公でその主人公に女性監督が女性の生き方とはというのを言わせたり、体現したり。
19世紀のアメリカでは女性が働いて稼いでいくというのはあまり考えられず、結婚してお金持ちの人と優雅な生活をというのが望まれているようで。
最初母と二人でこの映画を観ていたのですが、母が寝だして途中でやめて後日自分一人で観たら結構面白かった。
ただ、この映画の時間が過去にいったり現在にいったりするのが分かりづらかった。突然カットが変わったかと思うと何の前触れもなく時間軸が変わっているのにはちょっとなと思った。
クリストファー・ノーランの時間軸は最初から時間軸が一つの見せどころですよ!と言っていてこの映画のとはちょっと違う。
私が『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で特に好きだったシーンはジョーが夢中でlittle womenの小説を書くところと教授と幸せな結末をむかえるところです。
なにかに夢中になっている人はそれだけで成功の架け橋にいるようで素敵です。女性の自立は必要だと思いますが、ロマンスの部分もとっても大切。この映画のジョーはどちらも手に入れてハッピーエンドだったと思います。
グレタ・ガーウィグは自身が女性であることから女性の視点を大切にしているんだな。
この四姉妹の生き方性格はみな魅力的でこう生きればいいのか!と思わせる。
今度はグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』を観てみよう。