2018年、アメリカ・ドイツ制作のストップモーションアニメーションです。
私もストップモーションアニメーションを作っているのですが、こんなに大人数でなおかつ長編というのに驚いてしまいます。
自分も作っているのでこの手法に驚きませんが、もし作っていなかったら、質感に驚いていることでしょう。
音楽が黒澤明の映画音楽だったり、いい音楽を使っています。
アメリカ・ドイツ制作なのに物語は日本の物語で、日本の風情があって相撲とか太鼓とか歌舞伎のようなエキゾチックなものも使っています。
犬や喧嘩しているところや、人の質感がストップモーションらしいアニメでも描いたものではなくフェルトや本当にあるなにか粘土のようなものやで作っていてめったに見られない映像にいいなあと思います。
作るのにどれくらいかかったのかが知りたいです。
話の内容としてはすべての犬を離れ小島に送って、犬を人間とは隔離し、最終的には犬を完全にいなくさせようとします。なんで猫はよくて犬なんだろう?というところは最後まで分かりませんでした(笑)
日本語で観たのですがアタリ君という男の子の声が素敵でした。芝居慣れていないというか、独特の声の質に面白いと感じました。
野良犬のチーㇷがスポッツなのかな?とうがったみかたをしていましたが、当たらずも遠からずというところでしょうか?
ハッピーエンドに心温まります。
ピクサーやディズニーやジブリが流行っている中でこういう映画もいいなと思わせます。