2019年の日本のアニメーション映画。
不良三人組が突然バンドをやろうとバンドを組む話。
不良の日常って喧嘩するかテレビゲームで遊ぶか漫画喫茶に行くか。退屈そうで楽しそうでもある。
なんかに夢中になるという意味では、バンドは最高に楽しい遊びだな。
このアニメーションは全部ひとりで描いたというが半端でない。7年かかったそうだ。
アニメーションの絵柄も途中で変わったり、古美術の演奏の時の絵柄がとてもよかった。
あと、バンドを演奏している三人組の不良たちの音楽もなんだか好きだった。三人組の不良たちの音楽は、難しい演奏はないがそれでもそういうジャンルの音楽があるんだろうな、と思わせる音楽だった。ベースが二人なのもこのアニメに合っていていいな。
音楽についてはほとんど分からないが、どれもいい音楽だったと思う。
このアニメーション映画のいいところはなんといっても絵柄だと思う。最初からアニメーションの絵柄が変わっているなと思っていたが、どんどん変わっていく絵柄に夢中になったり。
ケンジの性格が穏やかでいい。喧嘩もするんだろうけど、古美術の演奏を聴いて感動したりなんとベースではなく、リコーダーが得意だったのもうけた。
私はリコーダーの演奏をけっこう聴いているのだが、かなり上手な方。
それに最後のほうで分かるのだがケンジが歌もうまかったというのにびっくりした。
あやちゃんの「気持ち悪い」の言葉にも愛がこもっていていいなあ。
のどかな不良映画だなあ。
不良がかっこいいと言われているのは日本の独特の文化なんだろうな。