クリント・イーストウッド監督の2016年のアメリカ映画です。
映画っぽくなかったなあというか、ノンフィクションらしいというか。
2009年におこった本当にあった飛行機のハドソン川への不時着のことをやっていました。
トム・ハンクスの抑えた表現や脚色しすぎていない話の筋やうちの父は面白いと言っていましたが、私にはなんだか物足りなかったです。それが真実というものなのでしょう。
話は不時着のことだけなので、時間的にも1時間36分と短いものです。
見どころは不時着したところの映像や、3分ちょっとの考える時間を考慮すると不時着が避けらないものだと分かるところです。あと、音声テープを聞いて、その不時着が奇跡的なものであったと分かるところでした。
クリント・イーストウッド監督は『マディソン郡の橋』や『グラン・トリノ』が大好きでした。『許されざる者』はそこそこ好きでハドソン川の奇跡は普通でした。
マディソン郡の橋はメリル・ストリープがだんだん綺麗になっていくところが好きでグラントリノは頑なな老人が近所の人に打ち解けていくところや、最後の相手を威嚇するところの変わった手法が好きでした。
映画と違って本当の話では、主人公の機長は英雄視され瞬く間に全米に広まったようです。
時間軸は何度も変わっていて好きな手法なんだけど、ちょっと混乱しました。
事実は小説より奇なり。本当のことが凄すぎます!!