映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『アイ・アム・サム』星5つ★★★★★#ショーン・ペン#ミシェル・ファイファー

星4つと星5つは微妙な差です。ショーン・ペンのサム役の圧巻の演技と子役のルーシー役の圧巻の可愛さに胸がキュンと締め付けられて星5つでした。

2001年のアメリカ映画ですが2000年以降その年の映画を追って観ていなかったので、その当時は私もこの『アイ・アム・サム』を知らなかったと思います。

映画の作りとしては『ギルバート・グレイプ』や『スモーク』のような空気感がする映画です。

ビートルズの音楽がとても上手く使われています。

ビートルズの話がよくでてきたり、法廷でサムがいいこと言っているなあと思ったら『クレイマー・クレイマー』のセリフだったりくすっとさせられます。

知的障害のサムがスターバックスコーヒーでみんなに愛されて働いていて、注文されるとその選択いいね!と楽しい返しをしていて好感が持てます。

ブランコに父娘で乗っているところや、折り紙の鶴を木の上から投げかけるところや親子愛にキュンキュンさせられます。その親子愛の深さの中で親子が離れ離れになるかもしれないところで、愛しているのに一緒に住めない苦しさで辛かったです。

サムが花束を持って子供のルーシーのところへ会いに行くところで、幸せそうな子供を見てそれ以上を近づけないサムの気持ちが苦しかったです。

裁判で負けそうになったところで、これで話は終わるのかなと思って悲しい終わりなのかなと思っていたところから、最後のサッカーのところまで幸せとは何かを考えさせられました。

 

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