最後の結末がどうなるか分からないハラハラさせる映画でした。
昨日観た『グレイテスト・ショーマン』と同じ映画というジャンルだけれど、脚本の段階でえらい真逆な話だなと思いました。グレイテスト・ショーマンは嘘くさかろうが話の筋が分かりやすかろうがとにかく映画というショーを私たちに見せるのを目的としていましたが、自転車泥棒はとにかくリアリズム。イタリアのネオレアリズムの代表作のようです。
最初の出だしの音楽で物悲しい音楽でしたが、調子が良くなると明かるい音楽になったり、音楽と映像がぴったりでいい音楽だなぁと思いました。
主役の息子がとにかくかわいい。最初質屋から返ってきた自転車に新しい傷がついていると怒りだしていましたが、途中主役のお父さんに殴られて、泣いたりお母さんに言いつけてやるといったり、レストランで幸せそうに食事をとったり表情がころころ変わって見ていて一緒に泣き出したり笑い出したくなるかわいらしさがありました。
白黒映画で、かなり昔の映画ですが話がすっきりとしていて自転車泥棒という点に絞られていて観ていて感情移入しやすかった。