2022年のアメリカ合衆国製作のミステリー・スリラー映画。
一人の男の死体がみつかり、その死体は他殺か事故か?ということで、沼地に住む一人の女性の一生が浮かび上がってくる。
子供の頃の親の虐待から美しい女性になるところなど。
そして、沼地の生物への深い造形や深い観察。
なかなかに面白い映画でした。
最後の結末にそうだったの?と思いましたが、結末がそうじゃなくても十分に面白い映画でした。昔観た『鑑定士と顔のない依頼人』をなんとなく思い出しました。
私は何の情報もなくこの映画を観ましたが、何の情報もなく観たほうがこの映画は面白いと思いました。
友達の家でのこの映画の観賞会でしたが、とても楽しめました。
今年の目標は少し映画館での鑑賞も増やそうかな、というところです。あと、海外現代文学も読もうと本屋でトマスピンチョンの本を見ていたら3000円もするようでびっくりしてしまいました。映画は映画館のほうが迫力もあり、没入感もあり楽しいですが、うちは父が車をやめ、私も車を運転しなくなったので映画館に行くのも一日がかり。でも、いい映画に出会いたいなぁと。
この映画の主人公の女性も綺麗な人だなっと。そして恋愛相手の人もかっこよく。背景に広がる自然も美しく。
孤独な女性の一生が浮かび上がる手法はなかなかに見ごたえがある。
お母さんが家を去り、兄弟姉妹が家を去り、一人貝を取って生計を立てての生活は過酷ででも湿地帯の自然が好きで絵を描いての生活は孤独だけど自然観察の点では神がかり的なところがあるんだろうな。