2020年の日本のドラマ映画。
主演が柄本佑。
在宅医療の映画ですが、お医者さんも看護師さんも大変な仕事だなって。話す一言一言に気を使ったり、それだけじゃなく患者を人間として愛しているというか、真摯に扱っているというか。
柄本佑が最初の頃に担当していた患者さんへあまりいい医療ができなかったのではないかと、先輩の奥田瑛二に相談したことから始まって、先輩が患者さんの家族構成や人間性をしっかり把握しておくことや亡くなった聞こえているとは思えない人に話しかけたりしているところを見て心入れ替えて頑張っているところが良かった。
いい医療ができなかったのではないかと思っている患者さんの家族にどう医療が良くなかったのかを話に行ったり、その患者さんのお墓にお参りに行ったり、こんなお医者さんいるかなぁ?と思うくらい真摯でびっくりした。
多分この映画の原作がノンフィクションか何かなので、こういうお医者さんがいたんだろうなって思う。
川柳が好きな患者さんがいて、主人公のお医者さんとその患者さんが信頼関係が深くなっていって、お医者さんと一度お酒を飲みたいと患者さんが言ったら、分かりました飲みましょうと飲んで、患者さんがお酒を飲むとたばこもやりたくなると言ったら今回はいいでしょうとたばこまで認めたところに、緩やかで自由があって理屈だけじゃなくいいなあと思いました。
うちの母が今日は映画を観たいと言って観たのですが、母の興味のあるところの一つである末期医療のことが分かってなおかつ母がシールみたいなモルヒネの薬とかを知っていて詳しいなと思った。