1970年公開のイタリア・フランス・ソ連の合作映画。
『ひまわり』は観たのが二回目だったと思います。
音楽がヘンリー・マンシーニ。実にいい音楽。この音楽を聴きながら花のヒマワリを見るとヒマワリは悲しい花なんじゃないかと思います。
ヴィットリア・デ・シーカ監督が撮った映画ですが、『自転車泥棒』の監督なんですね。必ずしも映画はハッピーエンドじゃなくてもいいんだと思わせる映画たち。
前に徹子の部屋でマルチェロ・マストロヤンニがソフィア・ローレンやカトリーヌ・ドヌーブのことを話していた回を見たことがあります。確か、淀川長治さんがマストロヤンニは人を見る目がある俳優で女優のことも辛らつだったり暖かかったり人間ができた見方をしていると言っていました。もう一回見ようと思ってもなかなか探せず。
戦争さえなかったら、愛に生きることができた夫婦だったんだなと思います。
それにしても、愛があればちょっとしたことが楽しみに満ちた人生になるんだな。
なんで、愛になるパートナーとそうでないパートナーがいるのか、今でも私には分かりません。どちらからとなく相手を好きになって、後は楽しい生活も悲しい生活もその人があってこその人生の輝きが満ちているのかな。
ソフィア・ローレンが旦那を見つけて思わず電車に乗り込んだシーンが忘れられません。