映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『戦場のメリークリスマス』星4.5点★★★★☆#大島渚#坂本龍一#デヴィット・ボウイ#ビートたけし

1983年の監督大島渚の日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドが製作国の戦争映画。

残酷ででも愛がよく出た映画でした。

母と観たのですが母が分からなかったと思ったのですが分かったけど難しい映画だったと言っていた。

坂本龍一演じるヨノイ大佐がデヴィット・ボウイを好きだったのが一番最初の場面からよく表れていて、でもそれを隠さなければいけないのも表れていて何とも言えなかった。

なんとなく、三島由紀夫を思い起こさせた。

最後のほうでデヴィット・ボウイが坂本龍一にキスするところが坂本龍一の顔が本当に何とも言えなかった。

デヴィット、ボウイが弟のことで悔いが残っていて、その悔いを坂本龍一にキスすることで神の人間に対する愛のようなことでそれによって、砂の中に埋められるんだけどそれが神が人間の罪を背負うような形になっていて、それで他の捕虜が歌っていたんだろうなって。

デヴィット・ボウイの死によって坂本龍一の中に神に対する愛のような感情が芽生え、宗教が違うため髪の毛を神社に埋めてくれと言ったんだろうな。

たけしの演技も良かった。たけしの酔っぱらってクリスマスに恩赦のような形をとったのも良かったけど、自分が罰せられる立場になった時もメリークリスマス・ミスターローレンスと言って前に表情に表したのと同じような顔をしたのも良かった。

花を食べたり、砂の中に埋められたり残酷なのに美しい映像が何とも言えなかった。

もちろんのこと音楽が映像を高めてとても良かった。

何度観てもいい映画です。