映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『カメラを止めるな!』ネタバレ注意!星4つ★★★★♯上田慎一郎

友達に面白いとすすめられて全く予備知識なく観ました。

前半を観たとき、まあ素人の映画だからこんなものかな?と観ていたら、後半怒涛の種明かし。前半を観た時の変な間とかこのセリフ必要あるか?とか役者のセリフの言い方が下手だとか全部意味があって笑いました。

話の内容としては三谷幸喜の『ラジオの時間』に似ているな。三谷幸喜はその映画で世に出たのだから、この映画の監督がしかも安い製作費で作っちゃうところで注目を浴びたんだろうなぁ。しかもラジオの時間との違いは時間軸が二度同じところを回っている。最初に本当の映画と思いきや、劇中劇を見せて、後で種明かしをする。

映画の中の時間軸の変則的な動きは昔好きでそういうのをよく観ていた。例えば『メメント』とか本だったら『予告された殺人の記録』とか。あまりにも好きすぎて自分の脚本でも時間軸の変動を作っちゃった(笑)

劇中劇の主人公の女の人が口に手を当てて目を見開いて恐怖を演じていると思ったら、種明かしではカンペのあまりにも唐突な要求に笑いをこらえているように見えた。

私的には映画の中の監督(カメラを止めるな!の主人公)の娘役がツボでした。なんでも強硬でぱっぱと進めていく情熱、やり過ぎで首になっちゃう口の悪さや映画へのあまりある情熱。ここまでの人は見たことがないけどきっと映画業界にもいるんじゃないかな(笑)

 

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