2009年のインドのコメディ・ドラマ映画。
長いけど面白かったです。
最後のオチはなんとなく想像できたけど、それでも良かったと思わせる映画でした。
主人公の顔がイライジャ・ウッドとかに似ているなぁと思ったのと、インド人もいろんな顔の人がいるんだな、と思いました。
インドの現代劇でやはり歌って踊れる映画でした。
インド人は明るいのか?それでも亡くなる人たちがいるのは明るいだけじゃなくメランコリックな部分もあるのか、と思ったり。
優秀な大学の学生たちの明るくも競争に満ちた社会でのそれでも自分の好きな道を行くといいというメッセージがありました。
学生ドラマのに中に出てくる悪役の大学の学長がでてきてドタバタ劇を一層増します。
学生と教授と学生の家族といろんな人が出てくるほかにも、時間軸が今現在と学生時代の両方が進んでいくところが複雑なのかと思いきや単純明快に時にシビアにでも根本的には明るく進んでいきます。
今のインド社会のエリートたちの生活が垣間見えます。エリートはその家の家族全員の犠牲のもとつくられていくものなのですね。
学長の宇宙で使えるペンの話が良かったです。宇宙で使えるペンの代わりになんで鉛筆を使わないのか?という素朴な質問に後々鉛筆では鉛筆の芯が飛んで危険だというオチがあって必ずしも主人公だけが正しいわけではなく、学長の言うことにも一理あるという他にも、学長がそのペンを主人公にあげるというところにも、対立関係にあった学長と主人公が関係が良くなってきたことが分かります。
私の行っていた大学の先生たちは大学は仕事とは違って時に休んで自分の好きな時間に使うこともできるというのどかな学校でしたが、インドではやはり競争が多いのかな?などと思ったりしました。