映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『ショコラ』星4.5点★★★★☆♯ジュリエット・ビノシュ♯ジョニー・デップ♯ラッセ・ハルストレム

どこか遠くの国の物語のような話です。

信じるものは何?と聞かれると、ショコラ!と答えるのはなんともおいしそうな話です。信じるものがショコラというのはつまり人間性を大切にしているということだったんだな、と後々しみじみとしてくる話です。

この映画のラッセ・ハルストレム監督、名前に聞き覚えがあるので他になんの映画を描いているのかと思ったら『ギルバート・グレイプ』だったりああ、あの監督かと。

ジュリエット・ビノシュは昔は透明感のある顔だなと思っていたけど、今は大女優の顔になっていますね。

原作はキリスト教の宗教とショコラの対立になっていたらしいんだけど、映画化にあたって村の昔から住む歴史家の話にして宗教批判はしなかったんだとか。

食べ物がでてくる映画というのはそれだけで、一つのジャンルになりそう。美味しそうな映像がでてくるだけでも観てよかったと思わせる(笑)チョコレートパーティーのシーンが良かった。でてくるお肉とかにチョコレートをかけるシーン、甘じょっぱいのかなと思わせ、よだれが垂れます。

主人公の女の人のおじいさんとおばあさんの話がアクセントが効いてとてもいい。薬の調合をしている薬剤師だったおじいさんが、チョコレートの効能でおばあさんと恋に落ちるというのが、薬剤師がチョコレートの効能でというところにホントか?と思わせるキーがある。

 

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