映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』星4つ★★★★#ラッセ・ハルストレム

1985年のスウェーデン映画。

ラッセ・ハルストレム監督の作品は犬の映画が多いと思っていたけど、これもまた犬の映画でもあります。

ギルバート・グレイプ』と『ショコラ』が行き詰まる田舎町の生活を外の国から来た人が解放してくれたという意味で同じ方向の映画だと思います。

そして『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』とやかまし村シリーズが同じように田舎の子供たちの日々の営みという意味で似たような作品なのではと、やかまし村シリーズはまだ観てないけどそう思っています。

サイダーハウス・ルール』はどういうった作品群にはいるか、これから観るのが楽しみ!!

主人公のイングマルは、母親が大好きなのに自分のやらかしてしまうのを怒ってばかりで、病気がちな母を休ませるため母の弟の住む田舎に預けられる。

その田舎町では人々が大人も子供も日々の生活を楽しんで時に奇妙に時に純粋な子供のエロティシズムなどでまた時に滑稽に生活をしています。

イングマルは、自分は宇宙船に乗せられた犬よりは人生がましだと思っています。いろんな死に方をしている有名人よりは自分の人生のほうがましだと。

彼の人生も結構シビアで、でもそんな中にサッカーやボクシングの楽しみを見つけたり、年上女性のヌードの彫刻作りを手伝ったり、サガという女の子と淡い恋に落ちたり。

田舎町の人々の営みというのはほがらかでいいなぁと思いました。私の住んでいる秋田市よりもっと田舎なんだよなぁ。

 

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