2006年のスペインの映画。
ペドロ・アルモドバルというとスペインの奇才で『オール・アバウト・マイ・マザー』なんかが有名ですよね。
色彩が鮮やかなのがこの映画監督の特徴なんだろうなと。
昔から特に美人の女優に目がなくて、ペネロペ・クルスもその一人です。昔、スーパー・モンキーズの安室奈美恵が美人だなと一人別格だと思っていたけど、今は昔とまた違う女優の魅力にも引き込まれることが多く。
この映画も確かオール・アバウト・マイ・マザーも女の映画だなと。女を描かせるとこの監督は女の怖さも、女の弱さも、女の強さも、美しさも表せるんだなぁ。
ペネロペ・クルスの歌って初めて聞いた。女優は何でもやるのだな。
あと、おならの匂いを嗅いで、ふんふん嗅いでいるところの演技が上手いなぁと。
どういう話か全く予備知識なしに観たけど、最後のほうで映像になっていたすべての理由が謎が解けるという演出になっています。なんで、息も絶え絶えのおばあさんの家に運動用のバイクが置いてあるのかとか、田舎町でささやかれる噂とか、、娘の父親は誰なのかとか。
ペネロペ・クルスの旦那がどうなるんだろう?いつか見つかるのかな?と思っていたら、最後に自分の母親に相談するというところで終わっていて、普通のサスペンス映画とは違う様相を見せています。
映像の色彩や、滑稽なところや、音楽なんかがスペインらしさを出している映画だな。