1987年に公開されたデンマークのドラマ映画。
ウーン、これは設定の妙ですね。素晴らしい。
召使のバベットのフランス風の晩餐会の料理が生きる設定になっています。この一日を成功させるためにすべての設定がなされている感じ。
まず、女姉妹の長女を好きだった男性が将軍になっていて、フランスやいろんなところに行っていてバベットの料理やワインがどれほど一流なのかをしゃべる役になっています。
つぎに女姉妹や村の人々がデンマークの田舎町の宗教家に集う人といって清貧を好み、今までに食べたことのないような料理に何も料理のことは言ってないんだけど食べている姿から至福の時を過ごしているということが分かる演出。
バベットの晩餐会のメニューもウミガメのスープやキャビアのドミドフ風ブリニ添えやウズラのフォアグラ詰めパイ包みなど、私には分からない料理の名前ですが将軍いわく超一流。そしてワインも将軍いわく超一流。
将軍以外その名前も聞いたことがないのですがそれでも美味しく幸せになって宗教家のお父さんの話を楽しそうに話したり、人に優しくなったり。
この映画はグルメ映画の中では有名な映画なんだそうで、私も美味しそうでよだれが出てきた。
後半部分のバベットが料理を作るのに真剣なところや料理が配られみんなが驚いたりかなり美味しそうに食べている姿を見て、私はグルメドラマも好きなんだなぁとつくづく思ってしまいます。
正月早々いい映画に出会えて寒い日本ですがほくほくの気持ちになれました。ありがとう。