2012年のアメリカ映画です。
ぬいぐるみに命が宿ったら、という話です。
テッドという熊のぬいぐるみも主人公も映画好きですが、私はああいう映画好きではないなあと思いました。主人公もテッドもアメリカのB級映画のようなものを好きで、ヨーロッパ系やアート系、ミニシアター系をあまり観ないようだからです。ミニシアター系を好きな人は着信音をダースベーダーにはしないでしょう(笑)でも、映画館に行くとポップコーンにコーラを欲しくなるような気持ちは一緒なのでしょう。
テッドも『パディントン』も熊でぬいぐるみが動くという似たような感じですが、パディントンのほうが上品なような気がしました。
子供のころはぬいぐるみのテッドが本当に命を宿すというのはおとぎ話のような話ですが、大人になったテッドは汚い言葉は話すはおじさんです。でも、何十年も一緒にいた主人公にとっては大切な相棒。テッドは有名になっても主人公との友情を大切にするいいやつです。恋人のローリーはやきもきします。
友達ができなかった子供にとってなんでも話せる親友ができたら、やはり幸せな話だと思います。昔、私も子供のころぬいぐるみに話しかけていたのを思い出します。
映画というよりは、海外ドラマのような感じです。
恋愛あり友情あり、スリルありです。
愛情を邪魔するような友情というのは愛情のように深いものなのでしょう。
最後に友情も愛情もうまくいってよかったなと思いました。