2019年のアメリカ合衆国のスリラー/クライム映画。
主演がホアキン・フェニックスで『ボーはおそれている』でも主演をした役者です。
ジョーカーとボーはおそれているだとだいぶ顔に違いがあるような気がします。
ジョーカーは救いのない映画だなと思いますが、小人症の男を助けたのには彼だけ自分に良くしてくれたとアーサーが思ったからでしょう。
ピエロが殺人者だというのは昔からある話ですが、アーサーは最初は笑いだす病気はあるとしてもそれでも母一人子一人の家庭環境の中、母を助けながら仕事も続けている病気を持った一人の弱者でした。
それがだんだん社会と合わなくなっていき、会社が自分の言い分を聞いてくれなかったり、仕事を首にされたり。ある日、地下鉄に乗っていて女性に言い寄る男性三人を見ていて、笑いが止まらなくなり…。
昔クリストファー・ノーランが監督した『ダークナイト』のジョーカー役のヒース・レジャーを思い出した。彼は狂気の役の中実際に亡くなってしまったのだが。
ジョーカーのホアキン・フェニックスもアカデミー賞主演男優賞を取ったみたいだが、ヒース・レジャーもアカデミー助演男優賞を受賞したんだよな。
バッドマンの敵役のジョーカーに焦点を当てた映画ができるようになったんだな。
評価はとてもいいみたいだが、これにいい評価をあげてしまうのはちょっと危険と思い星四つにした次第です。
狂気が良く表れた映画でした。
ゴッサムシティの悪役スターになってしまった男の悲しい話です。