1974年のアメリカ映画です。
ハリーが主人公でトントが彼が飼っている猫です。
ニューヨークの家が立ち退きを迫られて、息子の家に行くハリーとトント。息子の嫁と喧嘩になってしまい、別の子供(シカゴの娘とロサンゼルスの息子)たちに会いに行きます。
最初は飛行機で行こうと思っていたハリーですが、トントのことで飛行機に乗れず、バスに乗っていくのですが、それもトントのことで降りざるを得ず、最終的には車で行くことになります。
その旅行のさまが急いでいず、昔のスイートハートに会いに行ったり、ヒッチハイクの若者を車に拾ったり、自分の時間を有意義に使っていていいなぁと。
中学校時代に中国の詩人で朝起きると桜だかが咲いていて、今日も何をすることも決まっていない、今日一日どう過ごそうかな?という詩がありなんとも言えずいいなぁと思ったものです。その詩に通じるところのある旅行だな。
娘にも息子にも会うのですが、だからと言って娘とも息子とも一緒に住まず、自分の好きなように生きていて年を取ってからこういう風な生き方ができる人がなんともうらやましいなと思いました。
何もかも決まっていず、だからどのようにでも生きていかれる。住む場所も、一緒にいる人も、何をして生きていくかも自由に決められる。そういう自由というのを手に入れた老人としてこの映画は有名なのかな?(笑)とも思います。
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