2023年のアメリカ合衆国のロマンス/コメディ映画。
監督がウェス・アンダーソン。
友達がこの映画を観てくすくす笑えると言っていたが、その友達は英語が分かるからくすくす笑えたんだろうなと思った。私は宇宙人が来たところは笑えたけど他はほいほいそういう話かいと思ったくらいで。
それにしても宇宙人変な感じ~!!敵なんだか味方なんだか分からないし、なによりもすっとぼけている。
で、この映画の音楽どこかで聞き覚えがあるなぁと思ったらアレクサンドル・デスプラが音楽を手掛けているようで。『グランド・ブダペスト・ホテル』と似た音楽が使われていたんじゃないかな。特に宇宙人と会ったところの音楽とか。
後は、カントリー・ミュージックなどが使われていて、この底抜けに明るい映画にあった音楽でした。
ウェス・アンダーソンの魅力があふれている映画だったようで。
アステロイド・シティ自体が脚本家が作った舞台劇だし、それを一幕二幕と演じていき、最後らへんどういう落ちにしようか考えあぐねていて、脚本家たちが一斉にどういう話にしようか考えていたところがウェス・アンダーソンらしい。映画の中の虚構の中の虚構というのがいかにもこの監督らしい。
この前観た『フレンチ・ディスパッチ』の映画の中の雑誌というのも面白い映画でしたが、この映画も映画の中の演劇という風に彼らしい作風で。
ウェス・アンダーソン監督の映画に順番をつけるなら一位『グランド・ブダペスト・ホテル』二位『フレンチ・ディスパッチ』三位『アステロイド・シティ』四位『犬ヶ島』というところか。