映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『ギフテッド』星5つ★★★★★

アメリカの2017年の映画です。

ギフテッドとは贈られたものつまり、才能がある人のことです。フランクのお姉さんは数学者でもう少しである数式を解けたはずの人でしたが、自殺して子供メアリーをフランクに預けてしまいました。

フランクもお姉さんもメアリーには普通の喜びや苦しみがある普通の子供として育てたいと思っていました。

しかし、子供を学校に通わせると先生たちがこのお子さんはギフテッドだから別の学校で特別な勉強をさせたほうがいいと言い出しました。そして、フランクやそのお姉さんのお母さんが出てきて、メアリーを数学者として育てたいと言い出し裁判所で争うようになります。

子供を育てたい親と法廷ものというのが『アイ・アム・サム』と似ていてなんだか似ている部分があるなあと思っていましたが、私がこういう話が好きなのかそれともたまたまなのかどちらも星5つになりました。

最後のほうで数学の証明のことでショッキングな結末がありました。それも予想しない展開だったので涙が出そうになりました。

あと、メアリーが泣き出したところでも悲しくて涙が出そうなのをとめるのに必死でした。

フランクの物の考え方がいいなぁと思いました。神様はいるの?というメアリーの問いに自分には考え方があるけどそれを押し付けたくないからいるかどうかわからない、自分で考えてみるのが大切だと言っているあたり、普通の親以上に親の務めを果たしてるんじゃないかと思ったほどです。