あの世界的ハンバーガー屋のマクドナルドの伝記です。2016年のアメリカ映画です。
マクドナルドという兄弟でやっていたハンバーガー屋を世界的に広めた男の話です。観ていて複雑な気持ちになったのは、創業者から無理やりマクドナルドを買い取った男の話で、必ずしも正義ではないと思うのですが、でもこの男がいなかったら世界的に有名な店にはならなかっただろうというところです。
主人公のレイ・クロックを演じたのは『バットマン』や『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』にでていたマイケル・キートンでその最初の奥さん役で『ジュラシック・パーク』やこの前観た『アイ・アム・サム』に出ていたローラ・ダーンが出演していました。
世界的な会社というのはただ善人なだけではなく、大きな欲望を持っている人が成功させるのかな?と思ったりしました。
最初は契約にてまどって自分の家までも抵当に入っていたレイ・クロックに知恵をつけていく話は主人公側からみると小気味いいのですが、もとのマクドナルド兄弟からみると、悪知恵をつけてきたなとも思います。
何が悲しいってもともとのマクドナルド兄弟の店は最後にマクドナルドと名前をつけれず、廃業してしまうということです。
最後奥さんとも離婚して自分の欲望のとおりに生きていく主人公はまさに怪物という名にふさわしいのか?それとも偉人なのか私には判断がつきません。