今は高校で教わる仮定法が2021年度から中学校で教わるようになります。
大きく分けて仮定法過去と仮定法過去完了があります。
仮定法過去が英語の形は過去形ですが内容は現在の事実と異なる仮定。
If I were a bird, I would fly to you.(もし私が鳥であったら、あなたのところに飛んでいくのだが。)←鳥ではないのであなたのところには飛んでいけない。
また、仮定法過去完了は英語の形は過去完了ですが、内容は過去の事実と異なる仮定。
If I had known his address,I could have written to him.(もし彼の住所を知っていたら、彼に手紙が書けたのに。)←彼の住所を知らなかったので彼に手紙を書いていない。
仮定法過去完了は実際の会話でよく使うそうです。もし~だったら、~だったのになぁ、というのは日本人でもよく使う言葉かもしれませんね。
あとは例外色々。仮定法を含む慣用表現。
①I wish +仮定法 ありそうにないことに関する願望
②It is time +仮定法過去「もう~していい時間だ(実際にはまだしていない)」という非難の気持ちを表す。
It is (high) time you started earning your own living.([学校教育を終えたあともぶらぶらしている息子に向かって]もう自分で自分の生活費をかせいでもいいころではないか。)
It is time for ...to~は単に「...が~する時間だ」の意味。
It is time for you to start earning your own living.([学校教育を終えようとする息子に向かって]自分で自分の生活費をかせぐときだ。)
③as if +仮定法 「まるで...であるかのように」「まるで...であったかのように」
④If it were not [had not been] for...=But for ...=Without...
⑤as it were 「言わば」=so to speak