2023年のイギリス・アメリカ・アイルランド合作のシュール的SFロマンティック・コメディ。
監督はヨルゴス・ランティモス。
主演はエマ・ストーン。
魚眼レンズを使ったり、音楽が独特の聞いていて膨らみのある音楽だったりとにかく変わっている。
初めてのヨルゴス・ランティモス作品だが結構気に入っている。結構好きな映画だが、この映画を好きというとちょっと風変わりな人と思われるので好きとも公言できない(笑)
エマ・ストーンが着ている肩に膨らみのある洋服も素敵だし、世界旅行に行った先の風景も素敵だった。今時じゃなくここら辺がSFと呼ばれるゆえんなんだろうな。
赤ちゃんのようなベラが世界旅行に行ってどんどん世界を知っていって賢くなっていく姿が素敵だった。
それに合わせて映像が風変わりだったり、ベラの感情の起伏が激しかったりで演技するのも大変だろうなとも思った。
ヨルゴス・ランティモスの他の作品も観てみたい。
最後の将軍の脳に羊かヤギかの脳を移植させるところは、はっきり言って悪趣味だなと思った。
ベラが様々な経験をしていって、最後は女性とはなにかとか、女性の自立のようなところになっていってこの映画はフェミニズム論を言っているのかもなぁとも思った。
最初の頃映像が白黒で世界を知っていってカラーになるところがものを知っていく成長が表されて行って知る喜びを表しているようだった。
性表現が激しすぎたところがちょっと難点か。