2024年の日本のアニメ映画。
短い映画でしたが、それでも青春ドラマの光と影が描かれていて胸を突く感情が感じられる映画でした。
使われている音楽がまさに感情を揺さぶられて良かった。
映画館で映画が観たいなぁと思っていて、なにかないかとぼーっと探していて、夏のアニメ特集とかないかな(去年の宮崎駿映画のような)と思っていたら絵柄が大人向けの映画っぽいなと思って面白そうだなとあまり情報を入れずに観に行ったのが良かった。
二人の友情ものだが、それ以外にも漫画を描くということに情熱を注ぐ青春映画でもあった。
二人のキャラクターが全然正反対の性格でそれでもお互いの才能に惚れて付き合った友情物語でした。
どちらか一方が才能があるのではなくお互いに才能があって、なおかつ二人とも成功をしていく映画だったが、その一方だけ認められるというところがなくて良かった。
最初に四コマ漫画を描く主人公の藤野だが、藤野の四コマ漫画は絵はともかくとしてシナリオ設定がしっかりしていて面白く才能あるなぁと思った。
あと、藤野がもう一人の主人公京本の絵を見て自信を無くし、無我夢中で絵を描くところや、京本に四コマ漫画を褒められて自信を取り戻していくところの走っているところなど、アニメ独自の良さが感じられた。
藤本タツキって秋田県の人なんだよなぁと、途中に竿灯の絵がはさみこまれているところに秋田を感じた(笑)
映画館に人がいなくてちょっと寂しかった。もっと観られていい映画だと思う。