２０２３年の日本のスリラードラマ映画。
監督が是枝裕和。
脚本が坂元裕二。
是枝裕和の子供ものの映画の中で群を抜いていい映画でした。
是枝裕和の映画は『幻の光』から始まって『歩いても歩いても』や『海よりもまだ深く』『海街diary』『三度目の殺人』と並ぶくらい良かった。
是枝映画もかなり観てきていると思うんだけどいい映画が多いなぁ。北野武映画も好きだけど是枝映画も好きです。河瀨直美監督も好きだなぁ。
２０２３年に映画館で上映しているときに観に行くつもりだったんだけど、遅くなってしまってアマゾンプライムでの鑑賞になります。
この怪物という映画は怪物のような人は出てこないんだけど、一人一人の人間の少しの悪意が結果、怪物のような人がいるんじゃないかと思わせます。
『羅生門』や『桐島部活やめるってよ』やまだ観ていないけど『市子』と同じ手法で一人一人の言っていることが違って結果どうだったか？ということを最後に分からせる手法なんだろうな。
羅生門は人のエゴをむきだしにしているし、桐島部活やめるってよはスクールカーストを表しているし、怪物は最初は安藤サクラの映画なのかな？と思っていたけど、違って永山瑛大の映画かな？と思ったけどそれも違って、最終的には子供たちの映画だったんだなっと。
大人も子供も少しづつの悪意が結果大騒動に発展していくんだな。
これも坂元裕二の脚本の妙だなと思います。『花束みたいな恋をした』に続いて素晴らしい脚本！！カンヌで脚本賞取るだけのことがあります。
