映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

淀川長治に強い憧れがある映画感想家

『最強のふたり』星4.5点★★★★☆

2011年のフランス製作のバディヒューマンドラマ。

前に観たことのある『グリーンブック』に似たところもあるし、ありそうな設定といえばありそうな設定だが、面白いか面白くないかと言ったら、面白いの部類に入るんだろうな、と。

この黒人の主演の俳優さんかっこいいなぁと思った。

大富豪なんだけど、大けがをして頭から下が動かなくなった障害者のフィリップと、それを助ける介護士として働き始めるドリスと。

趣味音楽の二人だがどこまでいってもお互いの音楽の趣味が違う。だけど、フィリップの誕生日にお互いの音楽の趣味を合わせていったら楽しいことがおきた。

パラグライダーをやる場面で、ニーナ・シモンの「フィーリング・グッド」が流れていてお、これは『パーフェクト・デイズ』でも流れていた音楽だし、私も前から曲だけは知っていたので超有名曲が使われているんだなと思った。でも、私この曲好きです。感情が噴出するような感じの曲です。

フィリップが自分の文通相手にラブレターを出すところ、富豪の富豪たるゆえんというか、こんな詩的なラブレターは私としてはちょっとびっくり。ランボーの詩を使ったり、ランボーの詩なんて無知な私にはついていけないラブレターだな。しかももらった本人はランボーだと知っていて趣味の合う二人なんでしょうね。

友情や恋愛は趣味があっていたり趣味をすり寄せたりして出来ていくものなのだろうね。

ドリスの絵は大笑いしてしまった。

この映画が実際あった話だったことがさらに観るのを楽しませてくれる。

 

最強のふたり (吹替版)

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