1983年公開の日本のコメディ・ドラマ映画。
監督は森田芳光。
家庭教師の松田優作がある家庭に仕事にきて。という話。
三流大学の七年生というとんでもない学歴の松田優作だったが、意外にも結構まともに家庭教師を果たしている。
納得いかないことがあると暴力にでる、ということ以外結構いい家庭教師なんじゃないかな?と思うのは、その家庭の次男の男の子は三人だか家庭教師を辞めさせているのに、結局松田優作演じる吉本にビシバシ教えてもらって成績が伸びていくからです。
この家庭は横に一列に並んで食事をするのですが、それがちょっと謎。
最後のほうに吉本も並んで食事をするのですが、皆喧嘩になって、吉本にぼこぼこにされて終わるのですが、横一列に並んで食事をするのは映画だからなんだろうなと。
家族ゲームというタイトルもなんでこんなタイトルなのか?と謎ですが、私なら家庭教師のことをタイトルにすると思いますが、多分この家族のことをフォーカスしたい、つまり一般的な家族にもいろいろ問題があってそのことについて触れたかったんだと思います。
家庭教師がやってきて、ちょっと個性の強い家庭教師ではありますが、それでも成績が伸びていって最後には志望校合格になるというところが小気味よく面白かったです。
吉本のいっつも読んでいる本も気になります。
いじめられている次男に暴力の使い方を教えたのも結果的に良かったと思いますし、それによって吉本も反抗され、それでも吉本のほうが強いところがまた受けます。