2007年の日本の新海誠監督によるアニメーション映画。
『君の名は。』(2016年)とか『天気の子』(2019年)を観た後で観たのですがまだ初々しいというかうぶというか。
詩人だけど、ちょっと恥ずかしくなるような詩人っぷり。
桜の花びらがハラハラと散っていくさまが綺麗だなとか日本人に生まれてよかったと思う景色の予告編に楽しみに観ました。
人を好きになる喜びと悲しみを描いています。
君の名は。なんて、悲しいところからの大逆転を描いていますが、この映画はそんなことはなく、恋愛を失ったどうしようもない寂しさのようなものを表しています。
景色がやけに綺麗だなと思うとともに人の描き方がもう少し丁寧でもいいのになとも。
小学校からの恋愛は結婚まで続かず、小学校からの恋愛が結婚まで続いた人の話を聞いたことがないなあ、とも思ったり。
君の名は。は新海誠監督のなかでも異色のエンタメだったんだなぁ、だから私も楽しめたんだなぁと。
新海誠監督のどの映画も東京の景色の綺麗さと田舎の景色の綺麗さが対比になっていて私たちの生きている今を感じさせます。
東京の電車が出てきたところで、私が東京に抱く感情のようなものを思い起こさせます。ああ、都会に来たんだなと思うとともにこれから忙しくなるんだなぁというような感情。
今を生きている人たちも詩人のようなことを心に思ったりして恥ずかしいような照れ臭いようなそんなことを感じました。