『ムード・インディゴ うたかたの日々』星４つ★★★★＃オドレイ・トトゥ＃ミシェル・ゴンドリー

ミシェル・ゴンドリー監督の２０１３年のフランス映画。

ミシェル・ゴンドリー監督と言えばミュージックPVがストップモーションアニメを使ったり、『エターナル・サンシャイン』で悲しい恋物語を作ったり、で有名だと思いますが、この映画もいろいろなところにストップモーションアニメを使ったり本当の恋愛を知ったからこそ、人生の辛さも知った男の物語です。

最初は甘い夢物語をカラフルな映像とコマ撮りで演出しているのかな？と思いきや、花がないと病気が治らない妻のため、毎日花を用意して、最初は働かなくてもいいくらいの金持ちの男が花代にお金を使って財産をなくし、しまいには働いても貧乏から抜け出せないという話。

救いはないのか？と思ったら妻が描いたアニメーションの中に幸せな結婚をした二人が出てきたところが救いかな、と思いました。あと、最後のエンディングの音楽が明るかったり。フランス語が分からないので最後の明るい音楽の歌詞がどういうことを言っているのかは分かりませんでしたが。

ストップモーションアニメーションを志す人としてはミシェル・ゴンドリーは外せない製作者の一人ですが、この映画にはその映像がふんだんに出ていました。料理やカクテルピアノや、ネズミや踊りやタイプライターや不思議な映像のオンパレードがこの映画の見どころの一つでしょう。

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