映画が好きすぎる眼鏡女子の独り言

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『黒猫・白猫』星4つ★★★★#エミール・クストリッツァ

1998年のフランス、ドイツ、ユーゴスラビアの映画です。

この映画の前にエミール・クリストリッツァ監督は『アンダーグラウンド』という映画を作っていて、パルムドールを取っています。

それでずっと、『黒猫・白猫』も気になっていてようやく観ました。

音楽が独特でセルビアっぽいというか。

ドタバタ喜劇なんだけど、ほんとうにドタバタしていて、走るさまとかいろんなものとぶつかって物を落としたり、ぶつかったりそこが笑えます。

父親が博打好きで最初のシーンからトランプをしていて、お金をだまされた後、ちゃんとお金をもらってもそれでも博打ですってしまってこういう人は変わらないんだよなぁと思ってしまいます。

父親がお金がなく、自分の息子を結婚させることでチャラにしてもらおうとするのですが、息子も結婚相手の背の小さい女性も結婚したくなく結婚式の最中に背の小さい女性は逃げ出します。

それで、逃げている最中に自分の夢の中に出てきた恋人と出会います。それで、背の小さな女性の本当の結婚相手が見つかって、結婚させられそうになっていた息子も自分の好きな人と結婚出来て万々歳です。

父親が、亡くなったはずの祖父さんんお金を探していたら、亡くなったはずの祖父さんが目を覚まし、そのお金を孫に渡し孫と孫の好きな人との結婚のために渡します。

結婚の立会人が黒猫と白猫だったのが題名の理由かな、と思ったり。

最後に友情や恋愛にみんなうまくいき、ハッピーエンドで終わる、なんとも忙しい映画です。

 

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